東京オリンピック開幕まであと2週間ほど。
マラソン・競歩の競技が行われる札幌市では大規模な交通規制が行われます。
いったいどのくらいの規模なのか、徹底解説します。
まずはマラソンコースを確認します。
スタート地点は札幌市中央区の大通西4丁目。
西11丁目まで進んで、また戻り、さらに大通公園をもう一周します。
そして、札幌駅前通りを南に進み、中島公園や幌平橋を通って平岸通りを北上します。
その後、テレビ塔のすぐそばを通って創成川通をずーっと進んで北24条まで行きます。
そして、北大のキャンパス内を通過。
大通公園まで戻ります。
これが1週目です。
このあと、北側のコースをもう1周し、さらにもう1周します。
最後は札幌駅前通りを通ってゴールです。
札幌市内を駆け巡るマラソンですが交通規制はどうなるのでしょうか。
マラソンが行われるのは女子が8月7日(土)、男子が8日(日)いずれも午前7時からです。
3周する北側は、競技開始2時間前の午前5時から最長で午前11時まで。
大通公園周辺は午前5時から午前8時まで。
そして、南側は午前5時から最長で午前8時半まで交通規制が行われます。
さらに、この交通規制は競技当日だけではありません。実は、8月1日にマラソン競技のリハーサルがあるため大通公園周辺と駅前通の一部が通れなくなります。
車を運転する人は知っておきたい情報です。
コース上、車は通ることはできませんが、歩行者はどうなのでしょうか。
歩道は、コース上の横断はできません。
ただし、歩行者横断ポイントというのが18カ所設けられ、交通規制開始から競技が始まるまで横断することができます。
そして歩道橋はどうなのか。
創成川通りに4カ所ありますが、競技者が走っている時を除いて利用可能だということです。
ただ、観戦の自粛が求められていますから、立ち止まったりしないようにしないといけません。
マラソンばかりに目が向きがちですが、実は競歩の方が交通規制が長時間になります。
8月5日(木)男子20キロ競歩が行われます。
舞台は再び駅前通り。
20キロのコース中のエリアが通行止めとなります。
時間は午後1時半から午後7時半まで。
次の日6日(金)は男子50キロと女子20キロが行われます。
50キロでは交通規制の範囲が札幌駅から地下鉄すすきの駅まで広がります。
時間は午前2時半から午後7時半まで。
最長17時間に上ります。
平日なので、会社から帰る時などもう回する必要があります。
さらに、競歩についても、交通規制は当日だけではありません。
競技の前日、8月4日(水)もリハーサルのため駅前通りが午後1時半から午後7時半まで通行止めです。
さらにさらに、実は13日間も通行止めとなる場所があります。
駅前通りの大通公園西3丁目と4丁目の間です。
すでに今も片側は歩行者が通行できなくなっていますが、7月28日(水)の午前10時ごろから8月9日(月)の午前8時ごろまで、準備のため車も歩行者も通行止めになります。
歩いて札幌駅側に行きたい場合は地下歩行空間を通るか1丁先を迂回する必要があります。
さらに車の場合は、1丁先が一方通行なので、2丁先、西5丁目と6丁目の間を通らないと北側には行けません。
この交通規制で、公共交通機関にも影響が出ます。
札幌市電は、8月4日(水)から8日(日)まで、駅前通りを通る西4丁目停留場からすすきの停留場までの区間が運休となり、折り返し運行となります。
また、北海道中央バスとジェイ・アール北海道バスは一部運休や迂回運行が行われる予定で、今後HPなどで公表されるということです。
また、注文は計画的にしてください。
佐川急便によりますと、交通規制の影響で、札幌市の一部や北広島市、江別市まで荷物の配達に遅れの可能性があるそうです。
日本郵便も大会期間中は北海道への配達が遅れる可能性があります。
さらにデパートにも影響が出ます。
駅前通に面している札幌三越では、競歩の交通規制が行われている間は駐車場が使用中止になります。
三越では納品のトラックも近づけないため、どうするか検討中だということです。
HTB北海道ニュース