東京オリンピックまで1か月となりました。札幌市でもマラソンやサッカーなどの競技が行われます。
新型コロナウイルスの感染拡大に対する不安と、経済効果への期待。札幌市民の胸の内は?
7月21日からサッカーの試合が行なわれる札幌市豊平区の「札幌ドーム」です。会場ではメディアセンターの創設など、着々と準備が進んでいます。
札幌ドームは「観客」を入れて開催決定
男女のサッカーの試合が1週間で10試合行われる札幌ドーム。観客は定員の50%、1万人を上限とすることが決まりました。北海道内外から多くの観客が訪れることに札幌市民は。
札幌市民:「みんな、すごく我慢してるじゃないですか。それでもオリンピックは開催となると、どうなのかな」
札幌市民:「不安と期待ですね。インド株が出ているので、感染の拡大は心配です」
札幌市民:「コロナ禍の状況で盛り上がると思うので楽しみ」
札幌ドーム付近の飲食店では、試合前後のにぎわいに期待を寄せる店も。
飲食店スタッフ:「試合スタートの前後の時間は観客が行列で歩いている。店を知ってもらえるのは、すごくうれしいしチャンスだとは思うんですけど、感染症対策を徹底した上で楽しんでもらうことが重要」
大会組織委員会は、会場と自宅との直行直帰や時差をつけた来場を求めていますが、どこまで人流を抑えられるのかが大会運営のポイントとなりそうです。
大会組織委は「直行直帰・時差来場」を要望
マラソンのコースとなる札幌市中央区の「大通公園」でも、選手・スタッフの控室やメディアセンターの準備が進んでいます。
大通公園を臨むカフェでは、マラソンのスタート時刻にあわせた早朝観戦の営業準備を進めています。
飲食店スタッフ:「スタート地点で選手が走る姿を楽しめる。ドリンクを選んで、席でゆっくり観覧してもらいたい。大々的に『お店に来てください』というのは難しい状況だが、オリンピックに少し期待している部分もある」
東京オリンピック開幕まであと1カ月。安心・安全な大会は実現するのか? 札幌市民の間には不安と期待が入り混じっています。