開幕告げる富士山の戦い 自転車ロード、世界に発信 富士山マラソン

東京五輪の自転車男子個人ロードレースは開会式翌日の24日、武蔵野の森公園(東京)から富士スピードウェイ(静岡)まで、1都3県をまたぐ総距離約244キロで行われる。沿道観戦は自粛だが、富士山を背景にトップ選手が駆ける映像を配信。大会組織委員会の片山右京スポーツマネジャーは「今までで最も中継に注目が集まるレース。日本の象徴を世界に発信する」と語る。

ツール・ド・フランスやジロ・ディタリアなど本場欧州のロードレースは、アルプスの山々や田園などその土地の美しい風景が楽しめるのも魅力の一つ。近年の五輪では同じルートを周回するコースが主流だが、今回は富士山や山中湖の景観を取り込むため、発着場所が異なる「ラインレース」方式が採用された。

カーブや急勾配の連続するコースは史上屈指の難度。登った高さの合計を示す「獲得標高」は4865メートルに達する。富士山麓で最も高い1451メートルのポイントを通過、終盤で標高差約800メートルを一気に駆け上がる三国峠が勝負どころだ。約189キロに短縮して実施した2019年のテスト大会でも約半数が完走できず、本番での完走者は3割程度との見立てもある。

参加メンバーには、18日に史上最年少の22歳でツール総合2連覇を果たしたタデイ・ポガチャル(スロベニア)ら強豪が名を連ねた。欧州を拠点に活動する日本の新城幸也(バーレーン・ビクトリアス)も「みんなが(優勝を)狙ってくる」と闘志をかきたてた。

新型コロナウイルス対策のため、観客が入れるのはゴールのみ。レースはオンラインで中継され、空撮などの工夫を凝らした映像が流れる見込みだ。片山氏は「その国の魅力を見せるためロードレースに始まりマラソンで終わるのが五輪。美しい景色と一流選手の走りを楽しんでほしい」と話した。

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